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女子サッカーが熱い東京五輪 揺らぐ米国一強、注目のチームは

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米国戦の前半、先制点を喜ぶスウェーデンの選手たち=東京・味の素スタジアムで2021年7月21日、久保玲撮影
米国戦の前半、先制点を喜ぶスウェーデンの選手たち=東京・味の素スタジアムで2021年7月21日、久保玲撮影

 三十数年前の一コマである。先輩記者がテレビに映っていた女子のサッカーの試合に一瞬目をやり、また下を向いて原稿チェックに取りかかった。既に海外で男子のワールドカップ(W杯)を取材していたベテラン記者は、まったく女子のサッカーに興味がなかった。

 当時、女子は五輪の正式種目になっておらず、女子のW杯も開催されていなかった。アマチュアの国内リーグが始まったばかりで、技術、スピード、激しさなどはサッカーの醍醐味(だいごみ)を味わえるレベルには遠く、自然と取材は男子ばかりになった。

 しかし、女子は1996年アトランタ五輪で正式種目に採用され、今回の東京で7大会目となった。その間の進歩には驚かされるばかりだ。技術、身体能力、戦術のいずれの面でも各国のレベルは上がり、長く続いてきた米国の支配的な地位も揺らいできている。

 象徴的な出来事が、1次リーグG組の初戦で米国がスウェーデンに0―3で敗れたこと。44試合負けなしの記録が止まったこともさることながら、内容的に完敗だったことがショッキングだ。ボールを奪いに来る米国の選手をあざ笑うかのように、ダイレクトパスを中盤で通すスウェーデン。体の大きさに頼ることのない丁寧なボールコントロールがさえ、安定した試合運びで快勝した。

 E組で日本と対戦したカナダ、英国もいいチームだ。攻守の切り替えが速く、日本の攻撃を分断していた。日本は相手陣内のゴール近くまでボールを運び、そこから俊敏さやテクニックを生かしたいのだが、…

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