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モテ男と小柄な逸材 常翔学園出身の2人が挑む東京オリンピック

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東京五輪ラグビー7人制男子、フィジー戦でトライを決める松井千士(左)=味の素スタジアムで2021年7月26日、佐々木順一撮影
東京五輪ラグビー7人制男子、フィジー戦でトライを決める松井千士(左)=味の素スタジアムで2021年7月26日、佐々木順一撮影

 東京オリンピックのラグビー7人制男子日本代表。選手12人の狭き門の中で、2人は全国高校大会(花園)優勝5回の名門・常翔学園高校(大阪市)の出身だ。26歳の松井千士(ちひと)=キヤノン=と、21歳の石田吉平(きっぺい)=明治大。大舞台で「2人でボールを回しながらトライする場面があったらおもろいな」。恩師の野上友一監督(63)は活躍を期待しつつ、高校時代の思い出を語った。

「モテる話はモテない部員から聞いた」

 松井は、日本代表のエースで主将を担う。今でこそ自慢の快足を武器に絶対的な存在となったが、高校入学前は目立つレベルではなかった。松井は常翔学園系列のラグビースクールに通っており、小学校低学年の頃から知るはずだが、当時について野上監督は「全然覚えてへんな」と記憶をたどる。高校入学時点では身長160センチに満たない小柄な少年だった。本人から入学の意思を伝えられて「細くて小さいかわいらしい子。『大丈夫かな。続くかな』と思ったのが始まり」と振り返る。

 3歳上の兄・謙斗(29)=豊田自動織機=と入れ替わりで入学した。だから、当時の印象は「謙斗の弟」。しかし、松井が活躍を重ねるごとに周囲の見方は「『謙斗の弟』から『松井兄弟』になって、最後は兄の方が『千士のお兄ちゃん』と呼ばれるようになった」と語る。

 下級生時は体作りに励み、力強さが増した2年夏ごろにレギュラー格になった。その夏、松井にとって欠かせない出来事があった。チームとして初めてニュージーランドに遠征。野上監督は現地のチームに刺激を受けて「俺がチームを強くする」という…

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