やまゆり園5年 碑に刻めなかった娘の名 苦しみ続く母「つらい」

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養護学校高等部時代に修学旅行を楽しむ娘を母親が描いた似顔絵。大きく澄んだ目で笑う姿にいつも癒やされていた
養護学校高等部時代に修学旅行を楽しむ娘を母親が描いた似顔絵。大きく澄んだ目で笑う姿にいつも癒やされていた

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が殺害された事件では、園内の「鎮魂のモニュメント」(慰霊碑)に、犠牲者7人の名が刻まれた。一方、殺害された女性(当時26歳)の母親は、遺族として娘の名が刻まれることに同意しなかった一人。石碑に名があれば「思い出してつらい」と直前になって断った。遺族は癒えることのない悲しみを抱き続けている。

 今月20日、同園であった追悼式。母親は「肌に触れていると心がつながっている感じがする」と娘の遺骨が入ったペンダントを身に着け参加した。「お母さんの所に生まれてくれてありがとう。あなたのことが大好きです。今度生まれてきた時にも私の娘でいてください」。あふれる思いを心の中で伝え、完成したばかりの慰霊碑に花を供えた。

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