大槌町生還職員らの震災証言、ようやく報告書に 遺族も尽力 岩手

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
小笠原裕香さんの遺影を前に父人志さん(右端)と母吉子さん(右から2人目)に状況調査が遅れたことを謝罪する平野公三大槌町長(左端)ら=岩手県釜石市鵜住居町で2021年7月26日、中尾卓英撮影
小笠原裕香さんの遺影を前に父人志さん(右端)と母吉子さん(右から2人目)に状況調査が遅れたことを謝罪する平野公三大槌町長(左端)ら=岩手県釜石市鵜住居町で2021年7月26日、中尾卓英撮影

 21日に発刊された「大槌町役場職員・東日本大震災津波犠牲職員状況調査報告書」。生還職員ら56人の証言で、犠牲になった職員ら38人の詳細な死亡状況が初めて公文書に記された。遺族と岩手県大槌町の共同作業は、役場旧庁舎跡地の利活用など今後、町が本格化させる震災伝承活動にも欠かせない。今を、将来を、生きる人々に、震災の何を忘れないで、どのように伝え、備えるのか。「最期のとき」から考える。【中尾卓英】

 「『二度と同じような犠牲を繰り返さないために頑張って震災当時を思い出してくれたんだよ』と、天国で見守っていると思う」

この記事は有料記事です。

残り1741文字(全文1998文字)

次に読みたい

あわせて読みたい

注目の特集