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放送作家たむらようこの窓辺から

放送作家・たむらようこさんの「身近な体験をズルズル引きずりながら進む作り手の見聞」録。

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 テレビは社会の窓である。今回はオリンピックとNHKのお話――。

 「NHKは“公共メディア”。テレビ局じゃなくて“公共メディア”なんです」。NHKへ仕事に行くと、NHKの人からそう聞かされることが何度かありました。数年前からでしょうか。たしかに「NHK for School」のように、教育番組をまとめて動画配信し学習支援に役立てているし、「NHKニュース防災」のアプリは私の携帯電話にも入っています。でも正直ピンときていませんでした。だって私がNHKで作っているのはテレビ番組。テレビ局じゃないと言われてもねぇ……。そんな私も驚いたのが、今回の五輪です。

 今回の東京五輪、NHKの【テレビ】は地上波、Eテレ、BSなど合わせて1200時間以上放送するようです。テレビ番組も量として圧倒的。しかし圧巻は【特設サイト】でしょう。NHK東京2020オリンピックサイトでは、テレビで中継されない競技も含む33競技をすべて配信。その合計時間はなんと約3000時間。この配信に解説はつきません。

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