悲惨な戦争、特攻艇伝える 県内唯一の出撃基地、模型展示 鳥羽市立図書館 /三重

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 鳥羽市大明東町の市立図書館で開かれている「鳥羽に見る戦争展」で、太平洋戦争末期に本土防衛を目的に設置された水上特攻艇「震洋(しんよう)」と出撃基地の模型が展示され、注目を集めている。伊勢湾から侵入する米軍の上陸艇などに体当たりするため、県内で唯一建設された基地だったが、出撃する機会がないまま終戦を迎えたという。【林一茂】

 「三重の戦争遺跡」(三重県歴史教育者協議会編)によると、基地は同市安楽島町加布良古(かぶらこ)崎に建設された「第60震洋隊基地(第13突撃隊)」。ベニヤ板製の震洋は全長約5メートルで、先端に250キロの爆薬を装備しトラックのエンジンで走行。軽い船体で速度が出る反面、少しの波でも転覆しやすい欠点があった。青く塗った船体から「青ガエル」と呼ばれたという。

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