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ギラン・バレー症候群に=答える人・進藤克郎主任部長(倉敷中央病院・脳神経内科)

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 Q ギラン・バレー症候群に

 数年前に高熱で入院し、ギラン・バレー症候群の診断を受けました。薬を飲み続けていますが、手足がしびれ不快感があります。(神奈川県、男性、84歳)

 A 治療効果向上 重症化には注意

 ギラン・バレー症候群は、自身の免疫が末梢(まっしょう)神経の一部を攻撃することで、手足のしびれや筋力の低下といった症状が表れる病気です。症状の程度は、軽症から重症まで幅広く、わずかなしびれだけで済む人がいる一方、歩行や呼吸困難に陥る人もいます。年に人口10万人当たり約1人の割合で発症します。日常生活に支障がない軽症の場合、発症している自覚すらない人も多いとみられます。

 感染症をきっかけに誘発されるとも指摘されていますが、原因の詳細は分かっていません。治療には、血漿(けっしょう)交換療法と、免疫グロブリン療法の二つの方法が認められていて、成績は確実に向上しています。ただし、重症化すれば筋力が低下して人工呼吸器が必要になったり、不整脈などが出現したりします。最悪の場合死亡するかもしれないので、油断してはいけません。

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