中国豪雨災害で市民が外国メディアを「攻撃」 問題提起受け入れず

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逃げ遅れた市民を救出する軍人ら=中国河南省鄭州市で2021年7月22日、AP
逃げ遅れた市民を救出する軍人ら=中国河南省鄭州市で2021年7月22日、AP

 7月20日に中国河南省を襲った豪雨災害は中国国内に衝撃を与えた。中国メディアは被災地の状況を連日報じ、企業や市民による支援の動きも高まっている。ただ報道が美談に偏りがちなため、愛国心を強く刺激された一部の市民が、災害の要因について問題提起した外国メディアを「攻撃」する動きも出ている。

 河南省当局の29日の発表によると、今回の豪雨による死者は99人、被災者は1391万人にのぼった。鄭州市では地下鉄構内に水が流れ込み、車両内にいた20~51歳の14人が死亡した。

 災害の発生以降、中国メディアは被災者支援のボランティア活動などについて相次いで報道。洪水で孤立した被災者を大型フォークリフトで救出した運転手は有名になり、中国外務省の趙立堅副報道局長もフォロワー数約98万人のツイッターアカウントで紹介。「英雄とは(危機に当たって)行動を起こす普通の人々のことだ」と称賛した。

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