特養入所者死亡 逆転無罪1年 勝ち取る会、支援の歩み記録集に 「介護職希望学生も読んで」 /長野

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
特養あずみの里刑事裁判の記録集を発行した「無罪を勝ち取る会」のメンバーら=長野県松本市で2021年7月28日、皆川真仁撮影
特養あずみの里刑事裁判の記録集を発行した「無罪を勝ち取る会」のメンバーら=長野県松本市で2021年7月28日、皆川真仁撮影

 安曇野市の特別養護老人ホーム「あずみの里」で2013年12月、女性入所者(当時85歳)がおやつのドーナツを食べた後に死亡した事故を巡り、業務上過失致死罪に問われた准看護師の女性(61)の逆転無罪が確定してから28日で1年となった。福祉現場の萎縮を懸念し、支援運動を展開してきた「無罪を勝ち取る会」が同日、松本市内で記者会見を開いて記録集の出版を発表した。編集を担当した湯浅ちなみさんは「この裁判を知らない人、介護職を目指す学生にも読んでもらいたい」と呼び掛けた。【皆川真仁】

 この事故では、おやつはゼリー状のものに変更するとされていた女性入所者に誤ってドーナツを提供し、窒息による低酸素脳症で約1カ月後に死亡させたとして、准看護師が14年12月に在宅起訴された。1審・長野地裁松本支部は有罪(罰金20万円)としたが、控訴審で東京高裁は「窒息する危険性や死亡する結果を予見できる可能性は相当に低かった」と准看護師の過失を否定して逆転無罪判決を言い渡した。検察側は上告せず、無罪…

この記事は有料記事です。

残り242文字(全文680文字)

あわせて読みたい

注目の特集