気候変動と戦う

クライメート・ポリティクス 石炭大国、抜け出せぬ豪 「業界が政治を支配」

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 脱炭素社会に向けた動きが世界で加速する中、石炭やガスなどを産出、輸出するオーストラリアが大きく後れをとっている。背景には化石燃料業界の巨大な政治的影響力があり、石炭に依存する日本も、間接的にその一端を担っている。【石山絵歩(バンコク)、八田浩輔】

 「環境問題はスケールが大きく、差し迫った問題なのに、今の政権は意図的に目をつぶっている」。オーストラリア最大与党・自由党の元党首、ジョン・ヒューソン豪国立大名誉教授は、毎日新聞の取材に語る。

 2019年から20年にかけて起きた同国史上最悪の森林火災は、日本の国土の6割以上にあたる面積を焼き、コアラなど多くの固有種の生息地を奪った。火災の拡大に、人為的な気候変動が影響したとの見方が強い。

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