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第6日 野球 侍J、初戦辛勝 坂本、窮地救う殊勲打

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【日本-ドミニカ共和国】九回裏日本1死満塁、坂本勇人が中越えのサヨナラ適時打を放つ=福島県営あづま球場で2021年7月28日、大西岳彦撮影
【日本-ドミニカ共和国】九回裏日本1死満塁、坂本勇人が中越えのサヨナラ適時打を放つ=福島県営あづま球場で2021年7月28日、大西岳彦撮影

 <ともに生きる。ともに輝く。>

 手に残った感触を得て、日本の坂本は打球を見ることなく拳を突き上げた。九回、土壇場の危機的状況からチームを救う適時打。「本当にみんなでもぎ取った勝利だった」と笑った坂本を囲み、雄たけびを上げる選手たち。その姿がどれだけ苦しめられていたかを表していた。

 重苦しい空気が試合を支配していた。九回1死から柳田(ソフトバンク)が内野安打で出塁。その後、村上の適時打で1点差に迫ってわずかな明かりが見えた。この機を逃すわけにはいかない。1死一、三塁で打席には甲斐。稲葉監督は三塁走者に代走、源田(西武)を送った。走力以上に判断力に富む源田と、小技に覚えがある甲斐。稲葉監督のサインはセーフティースクイズだった。甲斐は2球目を一塁側へ完璧に転がして成功(記録は犠打野選)。さらに1死満塁と好機が広がり、次打者の坂本は「投手がずっと頑張ってくれていたので、還してやろう」と初球の速球を強振した。

 2017年、稲葉監督の初陣だったアジアプロ野球チャンピオンシップの韓国戦から、国際大会の初戦は必ず苦戦を強いられてきた。それでも最後は頂点に立ってきた。「復興五輪」を掲げて福島で開かれた特別な一戦でもあり、稲葉監督は「福島の方に何か感じられるものを与えられた」と話した。【生野貴紀】

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