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第49回衆院選

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公明党、強気の言動 総裁選にも異例の言及 背景に何が?

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衆院議員の任期が残り3カ月を切り、衆院選の選対本部の看板かけを行う公明党幹部ら=東京都新宿区の公明党本部で2021年7月21日、木下訓明撮影
衆院議員の任期が残り3カ月を切り、衆院選の選対本部の看板かけを行う公明党幹部ら=東京都新宿区の公明党本部で2021年7月21日、木下訓明撮影

 秋の衆院選が迫る中で、公明党の強気な言動が目を引いている。普段は触れない衆院解散や自民党総裁選の時期についてあえて発信し、新型コロナウイルス対策に関する政府・与党連絡会議を新設させた。この強気の背景には、何があるのだろうか。

 山口那津男代表は27日の記者会見で、衆院解散の時期について問われると「時期は首相が判断する、首相の専権事項だ。言及を控える」と前置きしたうえで、「菅政権と与党、共にコロナの克服を政治の優先課題として着実に進めていくことに変わりはない」と強調した。菅義偉首相に解散時期の判断を全面的に委ねるようにとれるが、与党内では、山口氏が改めて新型コロナ対応を優先し、衆院選をなるべく遅い時期にするよう念を押したと受け止められている。山口氏が以前、「首相の専権事項」のはずの衆院解散や総裁選の時期に踏み込んだためだ。

 山口氏は東京都議選の投開票翌日の7月5日、BS日テレの番組で、秋の総裁選後の衆院選実施が「望ましい」と述べた。衆院議員の任期満了は10月21日で、自民総裁は9月30日。秋の解散を想定しても、衆院選を総裁選の前と後にするのでは、時期に最大2カ月ほど違いが生じる。「総裁選後」とは、なるべく衆院選を遅くするよう求めるのと同義だ。

 公明が衆院解散だけでなく、自民総裁選の時期にまで言及するのは異例だ。物言いが慎重で目立った失言はほとんどなく、容易に言質を取らせないことで知られる山口氏。「望ましい」発言について、公明幹部は「当然、意識して発したものだ」と解説し、時期を巡って政府・自民をけん制したと明言した。

 自民からは、とりわけ総裁選に触れたことへの反発が大きく…

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