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刺されて、読まれてナンボ 「山口組」取材し50年、ルポライター・溝口敦さん

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ノンフィクション作家の溝口敦さん=東京都文京区で2021年7月2日、内藤絵美撮影
ノンフィクション作家の溝口敦さん=東京都文京区で2021年7月2日、内藤絵美撮影

 ルポライターの溝口敦さん(79)は特定抗争指定暴力団「山口組」を取材して50年余、今なお執筆意欲は旺盛だ。暴力団をテーマに約40冊の著書を発表し、雑誌にも寄稿を続ける。危険と背中合わせのヤクザ取材に決してペンを曲げない一方で、「ヤクザは必要とは言わないが、游俠(ゆうきょう)の徒がいてもいいんじゃないか」とも言う。なぜ、その境地に至ったのか。

 初めて山口組の本を出したのは1968年。戦後の復興期に勢力を拡大し、日本最大規模の暴力団となったヤクザ組織の歴史を見続けてきた。その溝口さんは、スーツ姿で現れた。低くややかすれた声で話し、口数は少ない。どことなくゴツゴツした岩を連想させる。

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