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選手が声上げる東京五輪 差別、ジェンダー 揺らぐIOCの権威

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サッカー女子の日本-英国戦の前に片膝をつく長谷川唯(左)ら=札幌ドームで2021年7月24日、貝塚太一撮影
サッカー女子の日本-英国戦の前に片膝をつく長谷川唯(左)ら=札幌ドームで2021年7月24日、貝塚太一撮影

 人種差別、ジェンダー平等、メンタルヘルス――。東京オリンピックで、選手たちが社会的な問題を巡り声を上げ始めている。国際オリンピック委員会(IOC)や大会組織委員会は平和や人権、多様性などの理念を掲げているが、東京五輪では森喜朗前組織委会長の女性蔑視発言などの問題が相次いだ。大会理念の実現に向けたうねりも、主役は選手たちのようだ。

選手たちのアクションと規制

 競技初日となった21日。札幌ドームで行われたサッカー女子・英国―チリ戦でピッチに散った選手たちが試合前、片膝をついた。人種差別への抗議を示す意味があり、2020年から世界的に広がった「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事だ、BLM)」運動に共感を示す行為だ。「膝つき」はほかの試合でも相次ぎ、24日には日本チームの選手も対戦相手の英国とともに行った。熊谷紗希主将(30)=バイエルン・ミュンヘン=は試合後「私たちも人種差別について考えるきっかけになり、英国のアクションへのリスペクトにもなる」と語った。

 IOCは「政治的中立」を掲げ、五輪では選手の政治的意見の表明を禁じてきた。過去には黒人差別への抗議をした選手が追放されたこともある。だが…

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