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ホロコーストやゆ 親戚を亡くした在日ユダヤ人、五輪への思い

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エフラット・エデリーさんと夫のビンヨミンさん(左)。夫妻は1999年に来日し、ユダヤ教の戒律に沿った「コーシャ」の認証を与える会社「コーシャ・ジャパン」を経営している=東京都内で2021年7月25日、木許はるみ撮影
エフラット・エデリーさんと夫のビンヨミンさん(左)。夫妻は1999年に来日し、ユダヤ教の戒律に沿った「コーシャ」の認証を与える会社「コーシャ・ジャパン」を経営している=東京都内で2021年7月25日、木許はるみ撮影

 「祖父はホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を逃れました」。日本在住約20年になるユダヤ人女性はホロコーストで多くの親戚を亡くした。東京オリンピックの開会式直前に明るみに出たホロコーストをやゆするコントに胸を痛めた。東京五輪が開催される中、女性は今、何を願うのか。【木許はるみ/デジタル報道センター】

取引先への準備中に知った「やゆ」

 女性は、エフラット・エデリーさん(45)。夫のビンヨミンさん(44)は、イスラエルで最も規律の厳しい「超正統派」に所属する、同国政府公認の日本の首席ラビ(宗教指導者)だ。夫妻で1999年に来日し、4~20歳の子供10人と暮らす。ユダヤ教の規律に沿った品物であることを示す「コーシャ」を認証する日本初の株式会社「コーシャ・ジャパン」を夫婦で営んでいる。五輪期間中は取引先にコーシャの食品を提供するため、準備に追われる日もあるという。

 ホロコーストのやゆを知ったのも、取引先への準備の最中にあった知人からの連絡だった。東京五輪開会式のショーディレクターだった、元お笑いコンビ「ラーメンズ」の小林賢太郎さんの過去のコント映像が21日夜からインターネットで拡散したのだ。これに対し、米国のユダヤ系人権団体が非難声明を発表。東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会が、開会式の前日に小林さんを解任する事態に発展した。

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