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五輪ファイナリスト、「暁の超特急」こと吉岡隆徳さんの素顔とは

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ロサンゼルス五輪の男子400メートルリレーで5位に入った日本の吉岡隆徳(左端)ら=米ロサンゼルスで1932年8月7日
ロサンゼルス五輪の男子400メートルリレーで5位に入った日本の吉岡隆徳(左端)ら=米ロサンゼルスで1932年8月7日

 かつて陸上の男子100メートルで世界記録を持つ日本選手がいた。1932年ロサンゼルス五輪で6位に入った吉岡隆徳さん(1909~84年)だ。100メートルの五輪ファイナリスト(決勝進出者)も日本選手は吉岡さんのみ。「暁の超特急」と呼ばれた往年のスプリンターの素顔とは。

 吉岡さんは1909年6月20日、島根県出雲市にある彌久賀(みくが)神社の宮司の四男として生まれた。県立杵築中(現県立大社高)、県師範学校を経て東京高等師範学校(現筑波大)に進学した。

ルーツは「深夜の超特急」

 幼少時から足が抜群に速く、「カラスが鳴かない日があっても、吉岡の走らない日はない」と言われるほど努力を重ねたという。

 身長165センチと上背はないが、トップ選手に成長。ロス五輪で東洋人初の決勝進出を果たして6位となった。35年には10秒3の世界タイ記録(当時)をマークした。ロス五輪の100メートルで金メダルに輝き、「深夜の超特急」と呼ばれたエディ・トーラン(米国)にちなんで「暁の超特急」の異名で親しまれるようになった。

 吉岡さんのおいにあたる彌久賀神社の宮司、春日貴紘さん(75)は現役時代を知らないが、「元々スタートが悪く、…

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