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いばらき作品集

小説や映画など芸術作品の舞台になることが多い茨城県。作り手はどんな魅力を感じ、どんな思いを作品に込めているのでしょうか。

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いばらき作品集

今があるのは農業のおかげ 俳優・大地康雄さん(69) /茨城

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インタビューに応じる大地康雄さん=東京都世田谷区の砧公園で2021年5月20日、森永亨撮影
インタビューに応じる大地康雄さん=東京都世田谷区の砧公園で2021年5月20日、森永亨撮影

 <いばらき作品集(アンソロジー)>

 2003~05年に県内とフィリピンで撮影された映画「恋するトマト」は、企画と脚本も担当した大地康雄さん演じる旧霞ケ浦町(かすみがうら市)の農家の長男・正男が主人公だ。お見合いをしては失敗を繰り返す、45歳で独身の正男。そのモデルも、県内の農家だったという。

 「約束しても待ち合わせ場所に来ないの。『これまで畑としか話してこなかったから無理だ』とか言って」。28回のお見合い経験がある男性に話を聞こうとした際の経験を振り返り、笑みを漏らす。

 1990年代半ばに県内をロケ地に選ぶと、マネジャーの故郷である旧協和町(筑西市)に滞在して独身の農家男性たちに話を聞いた。多くは寡黙な性格だったが、農作業を手伝い、酒を飲み交わすうちに口を開いてくれるようになった。

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