ネイル、裁縫…ブラジル貧困女性に無償職業訓練 JICAも支援

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 南米ブラジルでは女性の失業率が17・9%に達している。新型コロナウイルスの影響で失職者が相次いでいる上に、男性よりも仕事を見つけにくいためだ。ブラジルの市民団体は7月から、貧困家庭の女性を対象に無償の職業訓練を始めた。女性たちが手に職をつけ、収入の安定を後押しする狙いがある。

 7月26日、南東部カサパーバ市の市民団体「ラール・ファビアノ・デ・クリスト」(LFC)の施設で、女性9人がネイルの授業を受けていた。講師の指導のもと、マスク姿の女性たちがミカンの皮をネイル用ニッパーで切っていく。爪の周りの余分な皮などをカットすることを想定した練習だ。マニキュアを塗る前に欠かせない作業で、今後は生徒の爪で練習する。

 LFCは7月上旬、ネイルと裁縫の2コースを開講した。生徒は市内の貧困地区に住む女性80人。全員が新型コロナの不況で失業し、大半はシングルマザーという。ネイリストとして働いたり、家庭内で裁縫の仕事を請け負ったりするのに必要な技術や知識を9カ月かけて教える。感染対策で対面授業は週1日に限り、残りは自宅でのオンライン授業などを行う。

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