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マラソン人生、五輪後開花 小鴨由水さん、浅井えり子さんの使命

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障害がある人を対象としたランニング教室「かものこクラブ」で、生徒と一緒に体操をする元五輪代表の小鴨由水さん(右)=福岡市中央区の大濠公園で2021年7月18日、平川義之撮影
障害がある人を対象としたランニング教室「かものこクラブ」で、生徒と一緒に体操をする元五輪代表の小鴨由水さん(右)=福岡市中央区の大濠公園で2021年7月18日、平川義之撮影

 男子マラソンの谷口浩美さん(61)が「こけちゃいました」発言で注目された1992年バルセロナ五輪で、「シンデレラガール」と呼ばれた女子マラソン選手がいた。小鴨由水(こかもゆみ)さん(49)。代表選考会だった92年の大阪国際女子マラソンで、日本最高記録(当時)を塗り替えて、初マラソン初優勝。無名の20歳は衝撃的なデビューで五輪代表に選ばれた。

 高まる世間の期待をよそに小鴨さんの思いは違った。「完走が目標だったのに優勝できて満足したんです。気持ちが途切れ、20キロ走ぐらいしか練習できなくなりました。あと3時間我慢すれば終わると思い、五輪のスタートラインに立ちました」。結果は29位だった。

 翌93年春、マラソン2戦で現役を退いた。周囲からは96年アトランタ五輪を狙えると言われたが、「仕事として走るのが嫌になりました。若いからこそ、違うことをしたかったんです」。保育士の資格を取ろうと、94年に龍谷大短期大学部に入学した。

 大学2年の時のこと。教育実習で児童支援施設を訪れると、…

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