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コロナ陽性で隔離の外国人選手 「窓の閉鎖」は非人道的だったのか

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スケートボードの女子ストリートに出場予定だったが、陽性となり隔離されたオランダのカンディ・ジェーコブス選手=ブラジルのリオデジャネイロで2019年11月16日、AP
スケートボードの女子ストリートに出場予定だったが、陽性となり隔離されたオランダのカンディ・ジェーコブス選手=ブラジルのリオデジャネイロで2019年11月16日、AP

 隔離先の窓が開かないのはひどい扱いだったのか……。新型コロナウイルスの陽性と判明した東京オリンピックの選手や関係者は200人を超す。隔離された一部外国人選手からは「五輪監獄だ」と不満が伝えられたが、国際オリンピック委員会(IOC)などはどう対応したのか。祭りの裏側で、競技に出られずに帰国した選手らを追ってみた。

「この状況受け入れられない」と怒り

 「外の空気を吸えず、あまりに非人道的だ。精神的にひどく追い詰められた」。7月28日にインスタグラムに投稿された動画には、隔離状況に不満を述べる様子が映っていた。投稿者はオランダのカンディ・ジェーコブス選手(31)。スケートボードの女子ストリートに出場予定だった。

 ロイター通信などによると、ジェーコブス選手はソーシャルワーカーとして働きながらスケボーを続けてきたが、東京オリンピックの新種目に採用されると、全ての時間を練習に注いだ。

 ところが訪日後の検査で陽性と判定されて出場できなくなり、21日からホテルに隔離された。隔離は10日間。最初の数日はインスタグラムに「心は傷ついているが必ず乗り切れる」と投稿するなど、前向きな様子を見せていた。

 オランダ選手や関係者ではジェーコブス選手を含めた6人が陽性となり、隔離を余儀なくされた。同国のオリンピック委員会は27日に都内で開いた記者会見で6人の置かれた状況について「窓がロックされ、開けることが許されていない」と不満を表明。開幕の数カ月前から隔離手続きをIOCなどに問い合わせてきたが返答がなく「この状況は受け入れられない」と怒りをあらわにした。

抗議の末に15分だけ開かれた窓

 ジェーコブス選手らのインスタグラムによると、6人は27日に現状に抗議し、ホテルのロビーで7~8時間にわたって座り込みを決行。結果的に当局の立ち会いの下、15分のみ窓を開けられたという。ジェーコブス選手は28日の投稿で…

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