水俣の海「ヒメタツ」人気 かつて汚染、今は命豊かに /熊本

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タツノオトシゴ「ヒメタツ」の観察を続ける森下さん
タツノオトシゴ「ヒメタツ」の観察を続ける森下さん

 かつてメチル水銀を含む工場廃水で汚染され、水俣病で多くの犠牲者が出た熊本県水俣市の八代海が今、全国のダイバーの注目を集めている。お目当ては、2017年に新種と確認されたタツノオトシゴ「ヒメタツ」。地元でダイビングショップを営む森下誠さん(51)は「ヒメタツの生息は、海が豊かな証しだ」と誇らしげに語る。

 タツノオトシゴは雌が雄の腹部の袋に卵を渡し、雄が卵を守るのが特徴だ。ヒメタツは体長約10センチと小さめで、1月末~夏に数回繁殖行動を繰り返す。雌と雄が体を寄せ合う姿がハート形に見える卵の受け渡し場面や、膨らんだ雄の腹部から約100匹の赤ちゃんが飛び出す瞬間が「神秘的」と人気だ。

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