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「第5波」東京 なぜ重症化40~50代が増加するのか?

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重症患者専用病棟で患者の対応をする医療スタッフ=東京都文京区の順天堂医院で2021年7月23日午前10時32分、藤井達也撮影
重症患者専用病棟で患者の対応をする医療スタッフ=東京都文京区の順天堂医院で2021年7月23日午前10時32分、藤井達也撮影

 新型コロナウイルスに感染して重症化する40~50代が増えている。感染拡大の「第5波」が深刻化している東京都では、高齢の重症者が年始の第3波や今春の第4波より少ない一方、40~50代は上回っている。医療現場では20~30代の中等症患者も目立つという。重症化しにくいとされていた比較的若い世代で、何が起きているのだろうか。

 「第3波と比べると、入院患者の若年化が著しい」。大森赤十字病院(東京都大田区)の中瀬浩史院長は、最近の感染状況をこう分析する。

 この病院では、これまではクラスター(感染者集団)が発生した高齢者施設の入居者を多く受け入れてきた。ところが、7月21日時点で入院している12人の患者は全員が65歳以下で、50代以下が8人を占める。8人全員が、酸素投与が必要な中等症かそれ以上にまで一時的に悪化した。

 第5波でこれまでよりも若い世代で症状が悪化していることは、東京都の統計からも明らかだ。40~50代の重症者数は、7月28日に47人を数えた。第3波で最多だった1月12日の28人や、第4波で最多だった5月11日の25人を上回った。一方で70代以上の高齢者は、第3波では1月27日に88人に、第4波では6月2日に35人に達したものの、第5波では20人前後と、40~50代を下回っている。各年代の中で40~50代の増加が目立つの…

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