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厳戒下の祭典で

宮城、コロナ禍押し切っての有観客 隅に追いやられた「復興五輪」

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宮城県で行われた東京オリンピックのサッカーの試合を見つめる観客。観客を入れての開催となったもののキャンセルが相次ぎ、空席が目立った=同県利府町のキューアンドエースタジアムみやぎで2021年7月21日、和田大典撮影
宮城県で行われた東京オリンピックのサッカーの試合を見つめる観客。観客を入れての開催となったもののキャンセルが相次ぎ、空席が目立った=同県利府町のキューアンドエースタジアムみやぎで2021年7月21日、和田大典撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大により大半の競技が無観客となった東京オリンピックで、反対を受けながらも観客を入れての開催に踏み切った会場がある。宮城県利府町のキューアンドエースタジアムみやぎ(宮城スタジアム)だ。「有観客」は何をもたらしたのか。サッカーの試合が行われた7月31日までの11日間、スタジアムなどに通って考えた。

 宮城スタジアムで最後の試合となった31日、実施された10試合で最も多い約5500人がサッカー男子の準々決勝を見守った。それでも最大約4万9000人を収容するスタジアムの1割程度で、空席が広がっていた。

 観客数は上限1万人と設定されている。ところが蓋(ふた)を開けてみるとチケット購入者のキャンセルが相次いだ。サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が1次リーグ突破を決めた27日の入場者も約1300人。声援ではなく周囲の森にいるセミの鳴き声が響くスタジアムに五輪の熱狂はない。岩手県北上市から観戦に訪れた大学生、金田拓明さん(19)はスタンドを見回し「この光景はちょっと寂しい」と戸惑っていた。

 場内には…

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