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日本金メダルラッシュ 競技で大きな明暗 背景にあるものは?

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金メダル9、銀メダル2、銅メダル1を獲得して日程を終え、井上康生・男子監督(前列中央)、増地克之・女子監督(同右から3人目)を中心に記念撮影する柔道の選手たち=日本武道館で2021年7月31日、徳野仁子撮影
金メダル9、銀メダル2、銅メダル1を獲得して日程を終え、井上康生・男子監督(前列中央)、増地克之・女子監督(同右から3人目)を中心に記念撮影する柔道の選手たち=日本武道館で2021年7月31日、徳野仁子撮影

 東京オリンピックは前半を終え、日本は1964年東京、2004年アテネ両五輪の16個を抜き、既に史上最多となる金メダル17個を量産している。日本の「お家芸」の柔道が好調の一方、活躍が期待された競泳やバドミントンは不振だった。明暗はどこで分かれたのか。

柔道「ここまでやるのか」

 柔道は金メダル9個(男子5、女子4)を獲得し、04年アテネ五輪の8個を抜いて史上最多となった。メダル量産の要因は、12年ロンドン五輪で金メダルゼロに終わった男子の活躍だ。12年から指揮を執る井上康生監督(43)について、男子73キロ級で連覇を果たした大野将平(29)は1日の記者会見で「井上監督の下で、二つの金メダルを獲得できたことを誇りに思う」と胸を張った。

 ロンドン五輪での「惨敗」は、日本柔道界にかつてない危機感をもたらした。64年東京五輪から連綿と受け継がれてきた日本男子の金メダルがついについえた瞬間だった。「再建」を託されたのは、英国に留学経験がある国際派で、00年シドニー五輪金メダリストの井上監督。金メダルゼロの敗因を、科学的根拠に基づかない「精神主義」と分析した。これまでは現実離れした過剰な走り込みを課すなど根性論がはびこり、海外勢に力負けすることも少なくなかった。

 柔道界ではこれまで「動きが硬くなる」と否定論が根強かった筋力トレーニングを導入し、肉体改造に取り組んだ。国際化…

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