新型コロナ 酒蔵に高濃度アルコール根付く 消毒液不足は解消したけれど 次の感染症流行へ製造継続

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消毒用高濃度アルコールの瓶に貼られた「飲用不可」のラベルを確認する酒蔵の従業員=奈良県葛城市で2020年5月13日午後1時25分、稲生陽撮影
消毒用高濃度アルコールの瓶に貼られた「飲用不可」のラベルを確認する酒蔵の従業員=奈良県葛城市で2020年5月13日午後1時25分、稲生陽撮影

 新型コロナウイルスの第1波が襲来していた2020年春、不足するアルコール消毒液の代用品にしようと、各地の酒造会社が既存設備で高濃度アルコールの製造に乗り出した。日本酒の場合は「獺祭(だっさい)」で知られる有名酒蔵から小規模な事業者まで多くが手掛けたが、数カ月で消毒液の供給は追い付いた。役割を終えたかと思いきや、日本酒蔵で新たな動きが起きている。

 獺祭の旭酒造(山口県岩国市)は、飲用不可と記した高濃度アルコールの販売を20年6月に始めた。原料には酒米の「王者」とされる高価な山田錦を使用している。発売した月には約4000本を売ったが、現在も製造を続けており、月200~300本をさばいている。

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