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五輪選手SNS 相次ぐ中傷被害 あるべき姿とは

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開会式で披露される木製の五輪マーク=国立競技場で2021年7月23日午後8時31分、久保玲撮影
開会式で披露される木製の五輪マーク=国立競技場で2021年7月23日午後8時31分、久保玲撮影

 東京オリンピックに出場する選手たちへのSNS(ネット交流サービス)での中傷被害が相次いでいる。意見が極端になりがちなSNSはリスクもあるが、選手にとって情報発信に欠かせないツールでもある。一方、放映権料に依存する国際オリンピック委員会(IOC)はビジネスの手段としても重視する。

村上茉愛選手「すごく残念だなと思う」

 「一部の心ない人による中傷の事実がある。選手が積み重ねてきた時間を侮辱する行為だ」。日本選手団の福井烈団長は1日、前半戦を終えての記者会見で大会期間中も続くSNSでの選手への中傷をやめるよう訴えた。

 体操の女子個人総合で5位入賞を果たした村上茉愛選手(24)は試合直後の7月29日、「(SNS上で)嫌なコメントを見ることがある。そういう人がいることがすごく残念だなと思う」と昨年から開設したインスタグラムでの被害を涙ながらに告白した。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、五輪の開催を強行したことで国内世論は大きく割れた。村上選手にも開催に否定的な意見がぶつけられたこともあった。「応援してくれる人がいるのも分かるけど(否定的な意見が)勝手に入ってくる」

 新型コロナによる自粛期間中、スポーツの社会的役割が問われ、選手たちはSNSを通じて室内でできるトレーニングを紹介したり、食生活の見直しを訴えて料理を披露したりした。カヌー・スラロームに出場した羽根田卓也選手(34)の自宅の風呂場でパドルを使う練習の光景は話題を集めた。

 注目度の高まりがあだになり、非難が集中することになった可能性もある。日本オリンピック委員会(JOC)は東京五輪の開催に合わせて、…

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