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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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「ようやく被爆者と認められた」 黒い雨訴訟原告へ手帳の交付始まる

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広島市の職員から被爆者健康手帳を受け取る原告団長の高野正明さん(左)=広島市中区国泰寺町1の広島市役所で2021年8月2日午後1時34分、小山美砂撮影
広島市の職員から被爆者健康手帳を受け取る原告団長の高野正明さん(左)=広島市中区国泰寺町1の広島市役所で2021年8月2日午後1時34分、小山美砂撮影

 広島への原爆投下後に降った「黒い雨」を巡り、国の援護対象区域外にいた原告84人全員を被爆者と認めた広島高裁判決の確定を受け、広島市などは2日、被爆者健康手帳の交付を始めた。この日は、10人の原告らが市役所を訪れて手帳を受け取り、「ようやく被爆者と認められた」と感慨深げに話した。他の原告にも順次交付される。

 「お待たせしました」。市職員が差し出したピンク色の表紙の手帳を、原告団長の高野正明さん(83)=広島市佐伯区=が深々と頭を下げて最初に受け取った。2015年3月23日に集団申請してから2324日。1ページ目に「被爆時の年齢 満7歳」、2ページ目には「第3号」と記載されていた。被爆者援護法で「身体に原爆の放射能の影響を受けるような事情の下にあった者」と定義される被爆者の分類だ。高野さんは約30分原…

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