この謎解けるかな?名探偵ホームズの世界へようこそ 神戸・英国館

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英国館に再現されたシャーロック・ホームズの部屋。ホームズ(右)が生きたビクトリア時代のアンティーク品が置かれている=神戸市中央区で2021年7月18日午前10時42分、菅沼舞撮影
英国館に再現されたシャーロック・ホームズの部屋。ホームズ(右)が生きたビクトリア時代のアンティーク品が置かれている=神戸市中央区で2021年7月18日午前10時42分、菅沼舞撮影

 夏休み到来。小学校の時の私(記者)の行き先はいつも図書館だった。手にするのは怪盗アルセーヌ・ルパンや名探偵エルキュール・ポワロらが登場する推理小説。勧善懲悪が痛快だった。中でも世界的な人気を誇る名探偵シャーロック・ホームズに北野異人館街(神戸市中央区)の英国館で会えると聞き、汗をふきふき訪ねた。【菅沼舞】

 身長はたっぷり6フィート(約180センチ)以上、ひどくやせていて肉の薄い、ワシのような鼻――。ホームズシリーズ最初の作品「緋色(ひいろ)の研究」で描写されたホームズの風貌そのままの人形が、英国館の2階で依頼人を待っていた。足元には新聞が散らばり、椅子にはバイオリン。ガウン姿のホームズの表情は読めないが、傍らにいる相棒のワトソン医師は深刻そうだ。難事件でも持ち込まれたのか、それともあまりの乱雑ぶり…

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