新薬誕生のアルツハイマー病 原因、治療研究の長い道のりひもとく

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「世界アルツハイマーデー」でオレンジ色にライトアップされた観覧車=神戸市中央区で2020年9月21日午後7時3分、本社ヘリから大西達也撮影
「世界アルツハイマーデー」でオレンジ色にライトアップされた観覧車=神戸市中央区で2020年9月21日午後7時3分、本社ヘリから大西達也撮影

 世界の推定患者数が3000万人に上るアルツハイマー病。進行を抑える世界初の新薬「アデュカヌマブ」が6月、米食品医薬品局(FDA)に条件付きで承認された。ドイツの精神科医、アロイス・アルツハイマー博士による病気の発見から115年。長らくその正体は謎に包まれていたが、近年になって原因が解明され、以降さまざまなアイデアを基に治療薬の開発が続いてきた。病気をめぐる長年にわたる研究の歩みをひもといた。

 「働くことに幸せを感じる。そのためにも頭がしっかりしないと」。承認直後にアデュカヌマブ治療を始めた米ロードアイランド州の70歳男性が地元紙に語った。数年前から読み書きが不自由になり、仕事の不動産業に支障が生じた。新薬には効果を疑問視する声もあり、…

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