無罪確定、でも行政処分との「ねじれ」で戻らない運転免許証

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ひき逃げ事故があった交差点。男性は当初から「全然知らない」と無罪を主張していた=名古屋市瑞穂区で2021年7月30日午後7時31分、藤顕一郎撮影
ひき逃げ事故があった交差点。男性は当初から「全然知らない」と無罪を主張していた=名古屋市瑞穂区で2021年7月30日午後7時31分、藤顕一郎撮影

 2019年12月19日。ひき逃げ事故の容疑者として逮捕・起訴された男性は10年間の運転免許取り消し処分を受けた。1年半後、刑事裁判で無罪判決が下された。「『悪かった、ごめんなさい』と免許証が戻ってくると思っていた」と言う男性の手元には、いまだに免許証は戻ってきていない。なぜなのか。【藤顕一郎】

 19年5月9日夜、名古屋市瑞穂区の交差点で歩行者(当時31歳)が車にはねられ、左脚を骨折する事故があった。愛知県警は同年7月22日、同市の男性(25)を自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。男性は…

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