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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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ICTでつなぐ被爆体験 広島から世界へ、市民グループが動画配信

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平和継承団体「HIP」のメンバーと平和記念公園で動画の撮影の練習をする小倉桂子さん=広島市中区で2021年7月21日、滝川大貴撮影
平和継承団体「HIP」のメンバーと平和記念公園で動画の撮影の練習をする小倉桂子さん=広島市中区で2021年7月21日、滝川大貴撮影

 新型コロナウイルス禍で、被爆地・広島からの平和の発信も影響を受けている。国内外から、以前のように現地に訪れることが難しくなっているためだが、被爆体験の継承や、平和学習のために、被爆者やNPO、旅行業者が最新のICT(情報通信技術)を活用してコロナを逆手に取った新たな取り組みを進めている。活動の現場を訪ねた。

 「私の声は聞こえている? キューを出したらスタートね」。真夏の太陽が照りつける7月下旬、広島市中区の原爆ドームが見える元安川のほとりで「平和のためのヒロシマ通訳者グループ(HIP)」代表で、被爆者の小倉桂子さん(84)=広島市中区=が白い歯をこぼした。グループのメンバーが合図を出すと、小倉さんは三脚に据えたビデオカメラに向かって流ちょうな英語で自己紹介を始めた。

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【広島・長崎原爆】

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