「奇跡的」出土は偶然のたまもの 藤原宮跡から「基準くい」

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東面回廊の基壇の下層から見つかった2本の杭=奈良文化財研究所提供
東面回廊の基壇の下層から見つかった2本の杭=奈良文化財研究所提供

 藤原宮跡(奈良県橿原市)の大極殿院の発掘調査で、宮殿を造る前の設計段階で使われた「基準くい」の可能性がある木製のくい2本が出土したのは、偶然のたまものでもあった。調査を担当した奈良文化財研究所の若杉智宏・主任研究員は「直径5センチぐらいの細いくいが、たまたま断ち割り調査で引っ掛かってくれた」と話し、「奇跡的」と表現した。

 2020年度の調査の中で、土の堆積(たいせき)状況を確認するために部分的に掘り下げる断ち割り調査を実施。3列ある回廊の柱穴の中央列に設定した2カ所の調査箇所から、それぞれくいが発見された。

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