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eスポーツ世界王者がセーリングで銅 ゲーム感覚を競技に生かす

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セーリング男子フィン級で銅メダルを獲得したホアン・カルドナメンデス=江の島ヨットハーバーで2021年8月3日、AP 拡大
セーリング男子フィン級で銅メダルを獲得したホアン・カルドナメンデス=江の島ヨットハーバーで2021年8月3日、AP

 対戦型ゲームで勝敗を競う「eスポーツ」のセーリング世界選手権を2020年に制したホアン・カルドナメンデス(23)=スペイン=が、東京オリンピックのセーリング男子フィン級で銅メダルを獲得した。ゲームで磨いたレース感覚が、リアルな競技でも生かされた新たな形だ。

 カルドナメンデスはセーリングの聖地として知られ、地中海に浮かぶスペイン・メノルカ島に家族で引っ越したのをきっかけに、7歳で競技を始めた。190センチを誇る恵まれた体格で、1人乗りの重量級で戦う。恵まれた練習環境で成長したが、世界の舞台では結果が出なかった。

 eスポーツのセーリングは約5年前に始めた。東京五輪で銀メダルを獲得した18年世界選手権覇者のジョンボル・ベレツ(35)=ハンガリー=と一緒に練習するようになり、eスポーツで積み重ねた経験を高いレベルで練習で実践する環境が整うと、結果が出るようになった。18年世界選手権では30位だったが、種目別の世界選手権で19年9位、21年2位と急激な成長曲線を描いた。

 カルドナメンデスはeスポーツに取り組んだ効果を「他の選手より多くのレースが体験できた。艇の位置取りや、どういう動きをすればいいか分かった」と語る。東京五輪では10レース中7レースで5位以内に入る安定感を発揮。得点を持ち越して行うメダルレースでも6位にまとめ、念願の表彰台に上がった。「このために頑張ってきたので、とてもうれしい」と、練習パートナーのベレツらと肩を組んで喜んだ。【松本晃】

【東京オリンピック】

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