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第80期名人戦

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第80期名人戦A級順位戦 山崎隆之八段-斎藤慎太郎八段 第5局の1

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それぞれのはじまり

 梅雨明け切らぬ大阪。夏の日が雲の隙間(すきま)からこぼれ、じめじめと蒸し暑い空気がまとわりつく。

 午前9時44分、山崎が御上段の間に姿を見せた。「あれ? こっちでいいんだっけ」と呟(つぶや)いて上座へ。三つのかばんから目薬や紙コップを取り出して並べていく。お盆に除菌スプレーを吹きかけて念入りに拭くと、眼鏡を対局用のものに代えた。ほどなく斎藤が入室。2人して天カメと盤をきょろきょろと見比べ、「(盤が)曲がっていますね」と言葉を交わす場面も。盤の位置を調整し、山崎が駒箱に手を伸ばした。斎藤は軽やかに、山崎は1枚ずつ念を込めるように駒を並べていく。

 定刻。山崎は力のこもった手つきで飛車先を突き出した。

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