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陸上で戦後初の複数メダル 競歩王国・ニッポン誕生の理由

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男子20キロ競歩、日の丸を広げる2位の池田向希(左)と3位の山西利和=札幌市中央区で2021年8月5日、貝塚太一撮影
男子20キロ競歩、日の丸を広げる2位の池田向希(左)と3位の山西利和=札幌市中央区で2021年8月5日、貝塚太一撮影

 陸上の日本競歩チームが期待通りの活躍を見せている。男子20キロ競歩では、池田向希(旭化成)が銀メダル、山西利和(愛知製鋼)が銅メダルと、陸上では同一種目で戦後初となる複数メダルを獲得した。競歩は2015年世界選手権以降、五輪・世界選手権で5大会連続の表彰台だ。20年近い強化の末に「競歩王国」となった。

 原点は03年世界選手権パリ大会での試練だった。出場した5選手のうち、3人が歩型違反で失格した。一方で、競歩のジュニア年代は国際大会で結果を出し始めていた。「これからマラソン以上に活躍できるのが競歩。予算をジュニアにつぎ込むべきだ」。当時の日本陸上競技連盟強化委員長、沢木啓祐さんの指示が転機となった。

 翌04年春から若手の有望選手を強豪イタリアのトップ指導者の下に派遣するようになった。最初に派遣されたのが、15年世界選手権北京大会で競歩界初の銅メダルを獲得した谷井孝行ら、その後の日本競歩を引っ張る選手たちだった。

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