- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

生駒市で「末瀬歯科医院」を開業しており、6月20日に県歯科医師会長に就いた。「コロナ禍の収束がいまだ見通せない今こそ、口腔(こうくう)ケアを徹底し、免疫力を高めることが大事だ」と強調する。
小学生の頃、虫歯になると歯科医師だった叔父の治療を受けていた。「痛かったけれど怖くはなかった。それよりも、どうやって虫歯を削って詰め物をしているのかに興味があった」。数十マイクロメートル単位の調整が求められる詰め物を作る技術。手先が器用でプラモデル好きの少年は、卒業文集に早くも「歯科医師になる」と書いた。
大阪歯科大(大阪府枚方市)を卒業し、大学院へ。専門は詰め物やかぶせ物といった歯科補綴(ほてつ)で、口元の美しさを追求する審美修復にも取り組み、昼夜問わずに研究や臨床を重ねた。「中学から大学まで野球や弓道で鍛えたから、体力には自信があった」と振り返る。
この記事は有料記事です。
残り641文字(全文1016文字)