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64年五輪、出番なかった「金」(その1) 東洋の魔女、孤高の闘い

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 背筋の伸びた長身の立ち姿が、横断歩道の向こうに見えた。「東洋の魔女」と呼ばれた1964年東京オリンピック女子バレーボール日本代表の金メダリスト、佐々木節子さん(76)は「何とかやっつけたい。こんなヤツらには負けない」と屈託なく語った。2年前に現れたがんとの闘いを、コートでの日々に重ねているかのようだった。

 茨城県かすみがうら市の郊外に暮らしている佐々木さんを訪ねると、自宅前の道に出て待っていてくれた。その立ち姿を見て顔も知らないのに本人だと直感した。

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