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「安全安心な五輪」共感得られず 世論分断、政権に逆風

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開会式に出席した菅義偉首相(右奥)=国立競技場で2021年7月23日、宮間俊樹撮影
開会式に出席した菅義偉首相(右奥)=国立競技場で2021年7月23日、宮間俊樹撮影

 菅政権は、新型コロナウイルス禍で沈鬱なムードにある国内世論を東京オリンピック成功で好転させ、内閣支持率の向上にもつなげようと狙った。しかし感染が急拡大する中、菅義偉首相が繰り返した「安全安心な大会」に国民の共感が集まったとは言えない。五輪を経て、政権への逆風はむしろ増した感さえあり、政府・与党内には徒労感が広がっている。

 「世論を『五輪をやって良かった』という空気にしなければならない」。五輪の開幕前、政府高官の一人はそう悲壮感を漂わせた。首相は開幕前の7月21日に米紙ウォール・ストリート・ジャーナル日本版に掲載されたインタビューで、競技が始まれば開催に懐疑的だった国内の風向きも変わる、と自信を示した。

 菅首相が安倍晋三前首相から政権を引き継いだ2020年9月の時点で、一度延期された五輪の開幕まで残り1年を切っていた。首相は五輪の準備にまい進。五輪の成功と、新型コロナ対策の「切り札」と位置づけるワクチン接種の二つを実績に、次期衆院選を優位な戦いに持ち込もうと賭けに出た。

 だが首相の誤算は、…

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