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スポーツ界変化の兆し 日本女子選手、メダル30個 多彩な輝き

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世界2位を喜ぶバスケットボール女子日本代表の選手たち=さいたまスーパーアリーナで2021年8月8日、梅村直承撮影
世界2位を喜ぶバスケットボール女子日本代表の選手たち=さいたまスーパーアリーナで2021年8月8日、梅村直承撮影

 コロナ下で強行開催された東京オリンピックの幕が降りた。

 東京五輪最終日の8日、バスケットボール女子日本代表が初の決勝で強豪の米国に果敢に挑んだ。高田真希主将(31)は「貴重な舞台だった。ここに立つために頑張ってきた」と感慨深げに語った。

 この銀メダルで日本の女子選手のメダルは混合種目を除いて計30個となり、男子選手を5個上回った。2018年平昌冬季五輪でも女子のメダル数が多く、冬夏2大会連続で上回った。決してメダルが全てではないが、日本スポーツ界に新たな傾向が芽生えつつある数字となった。

 今回の五輪招致は、1964年東京五輪に郷愁を覚える関係者らが「夢よ、もう一度」と名乗りを上げた。ただし、当時のメダル数は男子27個に対し、女子はわずか2個。金メダルに輝いたバレーボール女子日本代表の「東洋の魔女」は男性指導者の厳しい練習に女子選手が黙って従う構図の典型だった。男性優位の競争社会を反映し、勝利が宿命付けられ、プレーに悲壮感が漂っていた。結婚すれば引退するのが当たり前の時代だった。

 社会の縮図である日本スポーツ界は64年大会の成功体験を引きずり、近年も指導者による暴力や競技団体幹部のパワーハラスメントが目立った。今年2月には大会組織委員会の森喜朗会長(当時)の女性蔑視発言が国内外から批判を浴びた。「組織委の女性はわきまえておられる」との言葉は日本の古い価値観を浮き彫りにした。

 しかし、…

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