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マラソン絶対王者キプチョゲ 争いのない世界を夢見る「哲学者」

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男子マラソンで五輪連覇を達成したケニアのエリウド・キプチョゲ=札幌市中央区で2021年8月8日午前9時8分(代表撮影)
男子マラソンで五輪連覇を達成したケニアのエリウド・キプチョゲ=札幌市中央区で2021年8月8日午前9時8分(代表撮影)

 東京オリンピック最終日の8日、陸上の男子マラソンが札幌市の大通公園を発着点とする周回コースであり、世界記録保持者のキプチョゲ(ケニア)が2時間8分38秒で2連覇した。

 「誰も彼にはついていけない」。3位のアブディ(ベルギー)が感嘆の声を上げるほど異次元の強さだった。後続に1分以上の大差をつけて圧勝したキプチョゲ。過酷な真夏のレースに苦しむ選手が多い中、「史上最高のランナー」と称される36歳は別世界にいるように軽やかだった。

 常に先頭集団の中心でレースを進め、並走する選手に笑顔で声をかける余裕すらあった。30キロ過ぎに仕掛けると、一気に他の選手を置き去りにした。35キロまでの5キロを14分28秒で駆け抜け、勝負あり。1960年のローマ五輪、64年東京五輪のアベベ(エチオピア)らに並ぶ2連覇の偉業を成し遂げ、「皆と走れて幸せだった」と喜びを語った。

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