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水中写真連載 So Blue

これまでに800回以上、海に潜った三村政司・写真記者が各地の美しい水中の風景をお届けします。

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戦禍の海 たゆたうクラゲ

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太平洋戦争中に沈没した「第50号駆潜艇」とされる船の周囲を所在なげに浮遊するミズクラゲ。左奥には高角砲が見える=東京都小笠原村で、三村政司撮影
太平洋戦争中に沈没した「第50号駆潜艇」とされる船の周囲を所在なげに浮遊するミズクラゲ。左奥には高角砲が見える=東京都小笠原村で、三村政司撮影

 透明度が高く、深くまで明るい光が届く小笠原の海にあって、この場所だけは白く濁って暗いことが多い。湾の奥にあり、砂底で、潮流が滞りやすい地形――。いくつかの理由は考えられるものの、納得できる説明ではない気がするのは、海底に沈む船のせいかもしれません。

   ◇

 小笠原の海には、太平洋戦争中に攻撃を受けた100隻以上の船舶が沈んでいるとされています。この軍船もそのひとつ。

 1944年7月20日、米軍機による爆撃で沈没し、16人が戦死した「第50号駆潜艇」とみられています。艦首には高角砲も当時のまま。

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