マイナンバーカードの性別表記変更を審査請求 性同一性障害の63歳

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マイナンバーカードのイメージ=総務省提供
マイナンバーカードのイメージ=総務省提供

 戸籍や住民票では男性だが、女性として生きる性同一性障害(GID)の市民団体代表、上田地優(ちひろ)さん(63)=松江市=が10日、マイナンバーカードの性別表記を男性から女性に変更するよう、島根県に審査請求した。総務省によると、同様の審査請求は全国初とみられる。上田さんはマイナンバーカードが本人確認に使えることなどを挙げ、「存在が否定され、精神的な苦痛を感じる。本人の性自認に合わせてほしい」と訴えている。

 性同一性障害特例法は戸籍上の性別変更に際し、性別適合手術を要件としているが、上田さんは健康上の理由から手術をしていない。総務省マイナンバー制度支援室の担当者は「マイナンバーカードは保険証機能を兼ねており、性別に特有の病気に対応するため身体的な性を明示する意味がある」とし、表記変更は困難との見解を示している。

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