市川團十郎さんが通い続けた北陸・小松 交流から見えてくるもの

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石川県小松市の「安宅の関」の近くに建つ(左から)義経、弁慶、富樫の銅像=2021年3月4日午後0時55分、岡橋賞子撮影
石川県小松市の「安宅の関」の近くに建つ(左から)義経、弁慶、富樫の銅像=2021年3月4日午後0時55分、岡橋賞子撮影

 スケールの大きな芸で人々を魅了した歌舞伎界の大スター、十二代目市川團十郎さんが亡くなって8年。存命なら、2021年8月6日は75歳の誕生日だった。團十郎さんは亡くなるまで約25年にわたり、歌舞伎文化の色濃い北陸のまち、石川県小松市に時間を見つけては足を運び、子供たちへの演技指導や後援会の人たちとの交流を続けていた。團十郎さんに小松の風景はどう映っていたのだろうか。父の思いを継ぎ、小松で日本舞踊教室を開く長女の四代目市川翠扇(すいせん)さんの話を中心に、團十郎さんと小松の縁をひもといた。【岡橋賞子】

 「小さい頃から私、ずっと父のこと、かっこいいなあと思いながら舞台を見ていました。父が大好きだったんです」。團十郎さんの長女、日本舞踊市川流四代目市川翠扇さんは、目を輝かせながら、記憶をたどる。

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