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世界各国・地域には独自の文化がある。駐日大使や公使らは自国のどの「一品」にこだわりを持っているのか。その魅力を紹介する。

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デジタル化のトップランナー シンガポールから学べるヒントとは

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取材に応じるピーター・タン駐日シンガポール大使=東京都港区で2021年7月15日、林哲平撮影
取材に応じるピーター・タン駐日シンガポール大使=東京都港区で2021年7月15日、林哲平撮影

 「スマートシティー」という言葉を聞いたことがあるだろうか。情報通信技術を活用して地域が抱える課題の解決につなげたり、住民が行政の手続きで無駄な時間を省いたりできる「賢い都市」を指す。各国の自治体が整備を急ぐ中で、世界一と評価されているのがシンガポールだ。日本では9月にデジタル庁が発足するが、ピーター・タン駐日大使(53)の言葉にはどんなヒントが隠されているのか。

 製造業や金融業で経済成長を果たしたシンガポールでは2014年、国全体をスマートシティー化する「スマートネーション・ビジョン」を掲げた。英ケンブリッジ大で数学を修め、自作のコンピュータープログラミングコードを公開するなどデジタルに造詣の深いリー・シェンロン首相肝いりの計画だ。

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