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桜を見る会

安倍首相主催の「桜を見る会」に首相の後援会関係者が多数招待され、「公費の私物化」と批判されています。

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検察が警戒する「検審バック」 桜前夜祭 不起訴不当の内幕

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「桜を見る会」前夜祭を巡って、検察審査会が不起訴不当の議決をしたことについて、記者団の質問に答える安倍晋三前首相(左)=衆院第1議員会館で2021年7月30日午後4時44分、竹内幹撮影
「桜を見る会」前夜祭を巡って、検察審査会が不起訴不当の議決をしたことについて、記者団の質問に答える安倍晋三前首相(左)=衆院第1議員会館で2021年7月30日午後4時44分、竹内幹撮影

 検察審査会の判断に、検察当局が神経をとがらせている。捜査のやり直しを迫り、強制的に起訴できる権限も持つため、「検審バック」と呼んで警戒せざるを得ないのだ。安倍晋三前首相(66)の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭を巡っても、存在感を増す審査会と東京地検特捜部の「見えざる攻防」が展開されていた。

「入念捜査」の隙突く

 「そこを突いてくるのか」。前夜祭を巡り、東京第1検察審査会が議決を公表した7月30日。検察幹部の一人は取材に思わず漏らした。議決は、安倍前首相の政治資金規正法違反(不記載)容疑の不起訴を「相当」とした一方、公職選挙法違反(寄付の禁止)容疑の不起訴を「不当」とした。捜査の本命を不記載容疑に据えていた検察にとって、隙(すき)を突かれた指摘だった。

 前夜祭は2013~19年に東京都内の高級ホテルで開催され、前首相の地元・山口県の支援者が会費5000円で多数参加した。ホテル側への捜査で、16~19年開催分の会費収入が約1157万円だったのに対し、支出は約1865万円に上ったことが判明。後援会の代表者だった当時の公設第1秘書(62)=辞職=は任意の事情聴取に、差額の約708万円を後援会側で補塡(ほてん)したことを認めた。…

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