核酸医薬を脳内に効率良く アルツハイマー病の根本治療に可能性

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
東京医科歯科大学湯島キャンパス=東京都文京区湯島1で2019年1月26日、本橋和夫撮影
東京医科歯科大学湯島キャンパス=東京都文京区湯島1で2019年1月26日、本橋和夫撮影

 病気の原因となるたんぱく質を作り出す、細胞内の特定の遺伝子に直接作用する次世代薬「核酸医薬」を、これまで困難だった脳や脊髄(せきずい)内の神経細胞に効率よく届ける手法を開発したと、東京医科歯科大のチームが13日、科学誌ネイチャー・バイオテクノロジー電子版で発表した。アルツハイマー病やパーキンソン病など、神経難病の根本的な治療につながる可能性がある。

 神経難病の治療にはこれまで、神経伝達物質やホルモンのように働いたり、逆にこれらの働きを抑えたりする役割を果たす「低分子薬」が使われてきた。しかし、症状を抑えたりする対症療法にはなるものの、根本的な治療はできなかった。そこで近年は、病気の原因となる細胞の表面にあるたんぱく質にだけ結合して阻害する「抗体医薬」や、こうしたたんぱく質を作り出す細胞内の遺伝子を調節する、DNA(デオキシリボ核酸)やRNA…

この記事は有料記事です。

残り694文字(全文1070文字)

あわせて読みたい

ニュース特集