特集

アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

特集一覧

米軍、アフガンに3000人緊急増派へ 第3の都市ヘラートも陥落

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
街中を巡回するタリバンの兵士たち=アフガニスタン西部ファラー州の州都ファラーで2021年8月11日、AP
街中を巡回するタリバンの兵士たち=アフガニスタン西部ファラー州の州都ファラーで2021年8月11日、AP

 米国防総省は12日、アフガニスタンで旧支配勢力タリバンが勢力を急速に拡大していることを受け、米政府職員らの退避を支援するため米兵3000人をアフガンに緊急増派すると発表した。バイデン米大統領は8月末に駐留米軍を完全撤収させる意向だが、状況は不透明感を増している。

 一方、英BBC放送などによると、タリバンは13日までにアフガン第3の都市ヘラートを制圧した模様で、アフガン政府にとって大きな痛手となった。第2の都市カンダハルも制圧したとの情報もある。

 現在、首都カブールには米兵650人が駐留しており、増派分を含め3650人規模となる。国防総省のカービー報道官は記者会見で「あくまでも限定的な目的のための臨時の任務だ」と説明した。ただ、8月末に予定しているアフガン軍支援などの米軍の任務終了後、増派された部隊が警備のため残留するかについては明言を避けた。カービー氏は、増派部隊は戦闘のためではないと強調した一方、「もし攻撃された場合は自衛のために適切…

この記事は有料記事です。

残り462文字(全文887文字)

【アフガン政権崩壊】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集