米、白人人口初めて減少 人種の多様化進む 中南米、アジア系増

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 米政府が2020年に実施した国勢調査の詳細が12日公表され、人種別で最も多い白人(中南米系を除く)の人口は約1億9170万人と前回調査(10年)に比べて約512万人(約2・7%)減少した。米メディアによると、国勢調査で白人人口が減少したのは1790年の調査開始以来初めて。白人の出生率低下などが背景にあるとみられる。

 中南米系やアジア系が増えたほか、多様なルーツを持つことから「白人であり、黒人でもある」など回答時に複数の人種を選択した人が全体の約1割に上るなど、人種の多様化や複雑化の傾向も明らかになった。

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