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アフガニスタンで旧支配勢力タリバンの攻勢が続く。国内第3の都市ヘラート、第2のカンダハルが立て続けに制圧されたとのニュースは、国際社会に衝撃を与えた。米国や英国は首都カブールから大使館員らを安全に退避させるため、軍部隊の緊急増派を決めた。
西部ヘラートには首都カブールからの日帰り取材で出かけた。夕方、帰るために約20キロ離れた国際空港に向かうと、警備の政府軍兵士に突然「空港が閉鎖された」と告げられた。周辺で戦闘があったのだという。7月30日には国連事務所もタリバンの攻撃を受け、警備要員1人が死亡した。
戦況を好転させようと、政府軍は連日空爆を実施。中東カタールの基地から米軍機も飛来した。足止めされ3日間宿泊したホテルでは、夜になると戦闘機のごう音が何度も聞こえた。だが、空爆は市民を巻き込む可能性があり、実施できる範囲は限定的だ。しばらくすると再びタリバンが中心部に向け進攻するという状況が繰り返されていた。
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