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酸素濃度68%、肺炎、息絶え絶えでギリギリ入院 首都圏病床不足

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新型コロナの重症患者に対応する「ふじみの救急病院」の医師ら=2021年8月4日(同病院提供)
新型コロナの重症患者に対応する「ふじみの救急病院」の医師ら=2021年8月4日(同病院提供)

 首都圏で新型コロナウイルス感染症の急拡大により、病状が悪化するまで入院できない患者が続出している。先日、埼玉県の病院に運び込まれた重症患者は、血液中の酸素濃度が入院の目安よりはるかに悪い数値だった。すぐに受け入れられる病床が底をつき、医療体制が崩れつつある。

 10日夜、「ふじみの救急病院」(埼玉県三芳町)の鹿野晃院長の携帯電話が鳴った。「入院を断られている。なんとかなりませんか」。埼玉県内の新型コロナ患者の入院を調整する担当者が、病状が悪化した50代男性患者の入院先を探していた。

 男性は新型コロナの重症化リスクが高い糖尿病を患っている。10日前から自宅療養していたところ、4~5日前に体が弱って食事を満足に取れなくなったという。血液中の酸素濃度は70%台になり、酸素投与が必要な中等症Ⅱの目安(93%以下)をはるかに下回っていた。鹿野院長は、コロナ病床に空きはないものの受け入れを決め、救急外来の処置室を使うことにした。

 搬送されてきた男性は息も絶え絶えで、あばら骨が浮き上がっている。会話ができず、医師の説明にうなずくのがやっとだ。酸素濃度が68%に落ち込み、コンピューター断層撮影(CT)検査では肺が真っ白に写り、肺炎が進行していた。鹿野院長は男性に人工呼吸器をすぐに取り付け、治療を始めた。「もっと入院が早ければ…

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